パナソニック松愛会
首都圏支部
作成 田口春一郎
  こんな都会の片隅にも野鳥は思いのほか元気に生きています。
  関心をもてば彼らの生き様が見えてきます、聞こえてきます。
  さあご一緒に野鳥との出会いを楽しみにお出掛けになりませんか。
  初心者歓迎!ご一緒に野鳥観察を楽しみましょう。

「狭山湖」観察会の実施報告
場 所

狭山湖~トトロの森(埼玉県所沢市)
日 時

2019年2月17日(日) 10:00〜15:00

コース

   

西武狭山線「西部球場前」~狭山湖(山口貯水池)~湖畔あずまや付近(昼食)
~トトロの森(藤森稲荷神社・緑のトラスト協会11号地・堀口天満天神社
・1号地・3号地)~西武球場駅(味亀/懇親会)


参加者
(敬称略)

尾原 武、野口隆也、細井忠雄、中嶋 繁、小松裕一、山崎雄一、
殿村保夫、堀田敏江、東海林 治、香取文子、石原幸子、小池紀子、
小川嘉子、岡田俊男、田口春一郎(担当)、戸谷輝夫(担当)

                                                       [
16名]
 

     
ノスリとカラスのバトル
報告
 当会としては初めて訪れる観察地です。狭山湖は近くの多摩湖と並び、東京都の重要な水源池として造られた人造湖で、冬季には多くの水鳥が越冬にやって来ます。午後は宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」の製作イメージの元となった場所と言われ、ナショナルトラスト活動により、「トトロの森」として整備が進んでいる森林を散策しました。

1.狭山湖
 狭山湖(正式名称「山口貯水池」)は、埼玉県の所沢市と入間市にまたがり、多摩川の水を導水して昭和9年に東京都の水瓶として完成した人造湖です。平成14年に堰堤強化工事が終了し、秩父の山々や富士山までも遠望出来て、湖としての景観が素晴らしいものになりました。生態系も豊かで、この時期はオオタカが一日当たり20回も現れると、新設された解説板に記されていましたし、冬季にはマガモ、カンムリカイツブリなどの水鳥の越冬地となっています。

2.トトロの森
 狭山丘陵は宮崎駿監督が映画『となりのトトロの』の構想を練り、舞台のモデルとなったといわれており、一般に「トトロの森」として親しまれています。この丘陵は武蔵野の里山の景色が残っています。実際にこの近辺には、映画で出てきた名称が幾つもあり、映画をご覧になった方は思い出されると思いますが、メイちゃんのお母さんが入院していた「七国山病院」は八国山丘陵、さつきちゃん一家の住まいのある「松郷」、ネコバスの行き先に出てきた「牛沼」という地名も実際にあるそうです。

観察種 日本鳥類目録順

 ホオジロガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・ハジロカイツブリ・カワウ・アオサギ・ダイサギ・トビ・オオタカ
・ノスリ・コゲラ・モズ・ハシボソガラス・ハシブトガラス・ヤマガラ・シジュウカラ・ヒヨドリ・ウグイス・エナガ
・メジロ・ムクドリ・シロハラ・ジョウビタキ・スズメ・ハクセキレイ・シメ・カワラバト
                                                                                       (計 27種)

案内人(戸谷・田口)、記事(戸谷)、写真提供(野口・東海林・山崎・田口・戸谷)




狭山湖畔にて、ここからは狭山緑地、さらに秩父の山々が望めます

狭山湖の堤防上よりの観察

トトロの森、緑のトラスト1号地にて

*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。

 
スナップ写真コーナー
(クリックで写真多数)